工場建設、大詰めを迎えています。
みなさんこんにちは、
MJVこと、丸十ベトナムのウツミです。
今回は、弊社ベトナム工場建設の進捗状況をお伝えします。
前回の記事では鉄骨部分や床など、まだまだインフラ施工の段階でしたが、
建設もいよいよ大詰めを迎え、各所が形になってきています。
アスファルトを敷きました

大型機械の搬入を終え、ダート状態であった敷地内道路部分に、
アスファルトが敷き詰められました。
当初はコンクリートかアスファルトかで悩みましたが、
コンクリートは削れて粉が舞いやすいという理由で、
トラックの進入部分はすべてアスファルトを敷くことになりました。

こちらは工場西側です。
右に見えるのは社員のバイク駐輪場です。
事務所部分は稼働を開始しています

こちらは一階事務所の製品品質検査室です。
まだ品質検査のスタッフがおらず、
物品を搬入したばかりで散らかっています。
できあがった製品はこちらの部屋に持ち込まれ、
ノギスやマイクロメータ等の各種測定工具を用いて
寸法が図面どおり正確であるかどうかを検査します。

こちらは約一か月半前の二階事務所です。

二月末に仮事務所を出て、こちらに移りました。
こちらの事務所は、すでに本格稼働しています。

こちらは簡易応接スペースです。
大き目の窓で採光しています。
夏になると気温がどうなるかは、未知数です。

こちらはメインの応接室です。
床のカーペット、窓のカーテン、壁の色はブルーでまとめています。

こちらは食堂です。
まだ、物品が整理できていませんが、将来的にはこの部屋で、
幹部・スタッフ・ワーカーがみんなで同じものを食べるようになります。
弊社では調理室を設けず、弁当のケータリングで昼食を済ませます。
弁当の美味いまずいでストライキがあったとか、
ウソのようなホントの話を聞いたことがあります。
できるだけ美味しいところに頼みたいと考えています。
細かいところも、続々と。

こちらは、一カ月前の警備室です。

下地が塗られ・・・

現在は工場内に機械があることもあり、
すでに警備員を配置しています。
警備員は自社で雇う場合と、派遣会社を利用する場合などがあります。
社員と警備員の癒着を防ぐため、弊社は後者を採用しました。
おそらくほとんどの日系企業がそうなのではないでしょうか。

こちらは、一カ月前の二階事務所へ上がる階段です。

何度もやり直しをしながらタイルを張り・・・

とても綺麗に仕上がりました。
ベトナムでは当たり前のことですが、
この階段の手すりも、その場で資材を切り出して、溶接して製作してあります。
手すりの木製部分までもが、現場での手彫りでした。
ほとんどが既成品である日本の感覚からすると驚きますが、
現場製作であっても人件費が安価であるため、
費用はそれほど変わらないのが現在のベトナムです。
また、いろいろなものが現場製作であるがゆえに、
すでに現場で製作・設置されたものに何かを加える場合、
既製品では対応できないという事情もあるようです。

こちらはメイン玄関です。
こちらも同様、現場作業で、コンクリ―トの基礎から始まり、
タイル張り、扉のフレーム作成、ガラス戸のカット等、
作業員の方が試行錯誤しながら形になりました。

こちらは正面ゲート横の、会社ロゴです。
もっとも目につく箇所ということもあり、
作業員の方には手間をかけてしまいましたが、
やり直しにやり直しを重ねて、納得いく仕上がりになりました。
知らなかった、世界水の日

ベトナムでは、当局から頻繁に、バナー掲示義務の通達があります。
私は初めて知りましたが、現在はちょうど、「世界水の日」(3月22日)ということで、
「2016年世界水の日 水と労働」というキャッチコピーを正面ゲートに掲げています。
バナーはそれぞれの会社が自分で調達せねばならないため、
会社や工場によってデザインが異なります。
操業開始へ備え、ワーカーを雇用

スタッフやグループ長クラスを除いて、
工場労働者であるいわゆるワーカーさんの募集は、会社前の掲示で人があつまります。
最初は半信半疑でしたが、
写真のようなA3一枚の手作りの募集広告でも、数十名の応募があり、
現在、面接・採用を進めています。
4月の操業開始へ向け、モノとヒトの両面で、急ピッチで準備を進めています。
ベトナムで、ベトナムと日本、そして世界を元気にするような仕事ができるよう、
鋭意邁進してまいりたいと考えています。
今後とも、MJV 丸十ベトナムをどうぞよろしくお願いいたします。