PRECISION SHEET METAL OVER 90 YEARS OF EXPERIENCE

みなさんこんにちは、
MJVこと、丸十ベトナムのウツミです。

本日は弊社ベトナム工場建設の進捗状況をお伝えします。

前回のお知らせから大分時間があいてしまいましたが、
その間、工場の建設も大幅に進んでおり、
竣工まで残り一カ月あまりとなりました。

今回は、前回からの進捗状況を、
工場の各箇所ごとにお伝えしてまいります。

鉄骨はいま・・・

前回は鉄骨の途中までをお伝えしましたが、
一カ月経ってその鉄骨は、もちろん組み上がっております。

鉄骨の施工の最後は屋根の中心に位置する避雷針です。

安全ロープを装着してはいるものの、
とても身軽なベトナム人。
水を得た魚のようにするすると鉄骨の上を駆けています。

こちらは、工場西側の壁です。

側面にはホワイトのトタンを組みつけます。

採光のため等間隔で半透明になっています。

内側には断熱シート。
四季のあるベトナム北部、特に猛烈な夏の暑さ対策のため、
断熱シートは欠かせません。

きれいなトタン壁が組み上がっています。

屋根は丸十のブルー

屋根の色は、弊社のイメージカラーである丸十ブルー。
航空写真などで映えることを期待しています。

一枚ずつ、屋根の上へつり上げていきます。

作業員の方は難なく屋根の上を飛び回っていますが、
見ているこちらの足がすくみそうになります。

屋根の裏にも、しっかりと断熱材を入れています。
壁、屋根と断熱を施したのですから、
きっと夏の暑さをシャットアウトしてくれるはず！
と、期待しています。

正式な、階段です

こちらは階段の基礎部分。
以前までは資材組みの簡易階段でしか二階部分へは上がれませんでしたが・・・

いよいよ階段の施工に入り、

正式な階段で、二階へ登れるようになっています。

ベトナムの、特に一般家庭の階段は、
施工寸法のあいまいさによって段の高さが一部だけ違っていたりする場合もありますが、
完成間近のこちらの階段、すばらしい上り心地です。
作業員の方に感謝です。

製造を支える強い床

弊社ではプレス機械を用いる関係で、
長めの杭を地中に打ち込んでいます。

その上から、石を敷き詰め、転圧し、

鉄線でコンクリートを流すための土台を組みます。

コンクリートを流した後は、急激な外気環境変化によるひび割れを防ぐため、
数日間水を張ってゆるやかに固まるのを待つのだそうです。

工場の中に、建設過程とは言え水を張るなんて、
予想もしていなかったので驚きました。
水を張ってもきちんと固まるのが不思議です。

各工程を経て、立派な床が完成しました。
あとは仕上げの磨きを待つのみです。

事務所は二階です

弊社事務所は工場の二階部分です。
二階には事務所のほかに、応接室、ミーティング室、
食堂、洗面所、シャワー室などができる予定です。

床は一階と同じく鉄線で土台を作り、

コンクリートを流します。

ベトナム定番のレンガ積み。
こちらはトイレになります。

レンガのつなぎは、セメントと、

砂を混ぜ込んだモルタルです。
砂を混ぜることにより強度が増すのだそうです。

こちらは事務所天井部分。
排気ダクトが見て取れます。

各場所に壁が作られ、たいぶ事務所の形が見えてきています。
日光がたくさん入るとエアコンの効きが少し悪くなるそうですが、
オフィス部分では窓を大きくとって、明るくなるようにしています。

いろいろな設備も徐々に

建設が終盤にさしかかり、
工場にはいろんな設備が入ってきています。

こちらはクレーン。
鋼板をつり上げて移動させるのに用います。

こちらは消防ホース箱および非常ベルです。
工場内に数か所設置します。

弊社では猛暑下でも気持ちよく作業ができるよう、また、
鋼板を扱う上で汗などによるサビの発生を防ぐため、
工場全体に床置き型の冷房を導入します。

会社の安全を守る、警備室

こちらは警備員が常駐する警備室です。
こちらももちろん、レンガ積みです。
ベトナムでは一階建ての建物に限らず、
四、五階建ての民家もすべてレンガだけで建てられます。
地震がないということは、すごいことなんだなと実感させられます。

レンガを積んだのち、コンクリートできれいにならします。

奥が警備室、手前がポンプ室です。
きれいな法面に仕上がっています。

こちらが警備室です。
奥には社内運転手の休憩室もあります。

見えないたくさんの配管

こちら、工場の外周部分です。
地中には排水管が張り巡らされ、社内浄水層へとつながります。

配管施工が終了すると、砂、砂利で転圧します。

この状態で、あとはアスファルトの施工を待つのみです。

こぼれ話

弊社工場はハナム省ドンバンII工業団地内にあり、
周りには他社さまの工場が多数あるのですが、空き地も同様に広大です。
空き地の草を、放牧の水牛たちが黙々と食べている光景が日常です。

上の写真をよくよく見ていただくと・・・

水牛とアヒルがなかよく並んでいるではありませんか！
アヒルもどこかの放牧のものが紛れ込んでいるものだそうです。
いやはや、日本ではなかなかお目にかかれない光景です。

ちなみに、ベトナムでは水牛もアヒルも食用です。
まいど、ごちそうさまです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
工場の建設もラストスパートに入り、
旧正月明けには機械の搬入もはじまります。

今後とも丸十ベトナムをよろしくお願い致します。